日本ハープ協会主催
長澤真澄 レクチャーコンサート
〜正確な、しかし美しくない演奏について〜
世界のトップハーピストを招いて、レッスン受講や聴講できる一日限りの特別公開レッスンのご案内です。今回はオランダ在住のハーピスト長澤真澄さんをお招きして、ベーレンライター出版社より出版された校訂監修、シュポアの『幻想曲』op.35にまつわるお話や演奏方法のレクチャーとなります。当日、シュポアの『幻想曲』を演奏してくださる生徒さんも募集しています!長澤真澄さんより直接ご指導頂けます。皆様のご参加をお待ちしています。
【長澤真澄レクチャーコンサート】
2024年10月29日(火)18:00開演 (開場17:30)
青山ハープ株式会社東京営業所・ショールーム(定員30名)
東京都 千代田区二番町2-12 平田ビル2階 地下鉄有楽町線 麹町駅5番出口徒歩4分
料金/聴講生:日本ハープ協会会員料金 2,000円/一般料金 3,000円
お申し込み期間:10月1日~
会場の都合上、予約制、お支払いは事前振込になります。
*シュポアの『幻想曲』を演奏できる生徒さんも募集しています。
演奏できる方は日本ハープ協会マスタークラスまでご連絡ください。
長澤真澄さんレクチャーコンサート応募フォーム
https://forms.gle/TxN9KaU5d6SyprTJ9
聴講生のお申し込み、お問い合わせメール
harpmasterclass@gmail.com
お問い合わせ電話:03-6431-8091
(月、火、木、金10:45〜15:00)
主催:日本ハープ協会
講師:Masumi
Nagasawa 長澤真澄 / ハーピスト
出版物:シュポア/ファンタジー op.35
URTEXT ベーレンライター出版社、長澤真澄校校改訂監修/解説
ハープを渡邊萬里氏、桑島すみれ氏に師事。17歳の時にオランダのフィア・ベルグハウト氏の元に留学。マーストリヒト音楽院のソリスト試験を最高点で卒業し、優れた演奏家に賞を与えられる
「Prix
d'Excellence」を受賞。日本では音楽新聞社主催村松賞音楽部門の賞を受賞。
ソロ活動のほか、コンセルトヘボウ室内オーケストラ団、フライブルグ・バロックオーケストラ、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックメンバーとともにソリストハープとして協奏曲を共演。キリテ・カナワ、チェチーリア・バルトリとも共演。クラシックのみならず狭いレパートリーをこなし、多くの現代曲の世界初演にも携わっている。箜篌など様々なハープも演奏する。
ここ最近は、世界に有数の18世紀後半から19世紀中頃までのシングル・アクション・ペダルハープの演奏者として国際的に注目されている。いる。
2018年に18~19世紀のハープ演奏法研究でイギリスのリーズ大学より博士号を取得。ザルツブルグのモーツァルテウム、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックなど世界各国の音楽院からマスタークラスに招かれ活動の場をさらに広げている。東芝EMIの他、ヨーロッパのレーベルGlobe、Et'cetera、Ars、Channel
Classics、BISより20枚以上のCDが発売されている。現在、デットモルトとアントワープの音楽大学でシングル・とダブル・アクション・アクション・ペダルハープを教えている。アムステルダム在住。
シュポア『幻想曲』新譜のプレゼンテーション:
『正確な、しかし美しくない演奏について』 長澤真澄
数年前にドイツの楽譜出版社ベーレンライターから依頼を受け、今年注釈付きの校訂監修したシュポアの『幻想曲』op.35が出版されました。この版は1954年に出版されたJ.
Zingel版以来、30年ぶりのURTEXT校訂版です。
シュポーアの幻想曲はハープコンクールやオーディションでよく課題曲となります。しかし、最近までハープ奏者による歴史に基づいた様式的な演奏方法についての詳細な研究はありませんでした。
今回のプレゼンテーションでは今までスポットが当たっていなかった18 世紀から 19 世紀にかけて失われたハープの実践を掘り下げ、新譜に基づきこの曲本来の様式的な演奏法を紹介します。今話題の新しい『幻想曲』を垣間見ることができます。